10年応援したかった

これは辞表がわりに書きなぐったチラシの裏です。

推敲してないし、長いです。

読まなくていいです。ただの決意表明なので。

 

 

 

 

サービス開始時から追いかけてきたsideMを今日限りで辞めます。

その一番大きな理由を一言で言うと「ユニット格差」です。

 

 

 

 

 

⦅ここからは便宜上、SL01~06のユニットをファスライ組、SL07~15のユニットをセカライ組と言わせて頂く⦆

 

 

 

 

 

 

高卒で就職した会社はいわゆるブラックだった。

仕事が辛くて毎日泣きながら帰宅して、行きたくない仕事したくない死にたい、と呪文のようにつぶやいていた頃にアイドルマスター SideMに出会った。

ゲームを進めて行くうちに担当も決まり、ゲーム内で頑張っている担当アイドルを見て私も頑張ろうと自分を鼓舞したりしていた。

 

 

 

 

徐々にアイドルに声がつき、1stライブが開催された。その時点ではまだ私の担当には声優さんがついていなかったものの、小さなライブ会場で目の前で不器用にも盛り上げてくれている声優さんを見て目頭が熱くなった。

ますます自分の担当の声が楽しみになった。

 

 

 

 

そして次の年、2ndライブでは念願の私の担当(の声優さん)が踊って、歌って、ライトに当たってぴかぴか輝いていた。

歌って踊ると言うのは声優さんの本業ではないはずなのに完成度の高いパフォーマンスに心打たれて気がついたら泣いていた。

 

 

 

そして最後の発表では新しいアプリゲーム、アニメ化が発表された。楽しかった。

声優さんの挨拶の「これから楽しいことばかりじゃないか」といっていたし、これからはさぞ素晴らしいオタ活ができるんだとワクワクしていた。

 

 

 

いままでポチポチゲームでしょ?とsideMを敬遠していた友人らもアニメ化で興味を持ってくれたのが嬉しくて、「私の好きなアイドルはね、こう言うところがかっこよくて…!」とプレゼンしまくった。

 

 

 

どんなアニメになるんだろう、どんな形で動くんだろう、765や346は手描きのダンスシーンがすごかったよね!と妄想しては語り明かした。

 

 

 

 

その頃にはすでにファスライに出演していたアイドルと、出演していなかったアイドルの歩幅は徐々にずれていた。

もやもやとしたわだかまりはあったが目先の楽しいことに意識を向けるようにして、都合の悪いところは見ないふりをして蓋をしてきた。

 

 

 

そしてキービジュアルがじわじわと発表されていった。アニメ絵のアイドルはいままでと雰囲気が違って、でもちゃんとアイドルの特徴が出ていて製作陣の方々が愛を持って作ってくださってることが滲んでいた。

 

 

 

でもなんだか悪い予感はしていた。ランダムに発表されているようでなんとなく見たことのあるメンバー。結局担当アイドルのキービジュアルはなかった。

なんだか虚しかった。

どこかで偉い人が「全員出演します!」って言っていたような気がしていたのに半分以上のアイドルのキービジュアルは出なかった。

 

 

 

それでも喜んでいる友人らに水を挿したくなくて必死に喜んでるふりをした。

1期終了後に3rdライブがあるはず、そこで2期発表するはず!と期待をかけて。

 

 

 

 

 

アニメは正直もうトラウマで見れない。モブのように背景で一言二言喋っただけ。ゲームしてない友人からは「この間プレゼンしてもらったアイドルってアニメ出てきた?」と言われたりもした。

 

 

 

同じゲームで最初からいたはずなのに。

少なくとも、追加メンバーであるF-LAGSとLegenders以外は同じ期間、いっしょに〈アイドル〉してたはずなのに。

 

 

 

ファスライ組の担当プロデューサーはアニメが終わってからすごく忙しそうだった。アニメタイアップ曲が出て、ブルーレイが出て、普段使いできるようなグッズとかが出たり、アニメのキャプチャを眺めたり、アニメでsideMを知った新人Pさんと交流を深めたり。

 

 

 

 

取り残されてる気分だった。私の担当は「出てた?分からなかった笑笑」と言われるようなモブ同然の出番しかなく、ファスライ組は魅力の伝わる手描きアニメでぬるぬる踊ってた。

私の担当アイドルも同じくらい、いやそれを超えるくらいの魅力あるんだよ!と叫びたかった。

 

 

 

新アプリゲームもアニメに合わせて急造した感じが拭えず、最初はSSRもなくストーリーもなかった。

意気消沈してしまってアプリの方は熱を入れてプレイすることはできなかった。

 

 

 

 

そのもやもやをどうにかしたくてツイッターでポロリと愚痴をこぼした。ほんの少しだけ。

そうしたら「嫌ならやめれば?」「他のアイマスシリーズでも格差はある。〇〇ではこうだった。sideMは優しい方」「お金を払って待ってれば出るんだから待ちなよ」と言った趣旨の空リプがどんどん目に入ってきて怖かった。頭から血が引いて背筋が冷えた。

普段から仲良くしてるフォロワーと自分の温度差が目に見えて辛かった。

 

 

 

 

 

そんな中で3rdライブ開催が決定した。

私は担当アイドルが歌っていないCDを馬鹿みたいに購入してライブに応募した。安くはないブルーレイも何枚も買った。

もう「好き」という気持ちよりも、アニメから入ったPに負けたくないというくだらない理由が大きくなっていた。

 

 

 

落選した公演もあったが、相互同行などで仕事の都合上行けない公演以外は現地で見ることができた。

 

 

 

 

あたりまえだがライブで歌われる曲はアニメ曲ばかり。オープニング曲、エンディング曲、挿入歌。担当は歌っていない。いい曲ばかりなのに担当はいない。

 

 

 

グッズもアニメに出たファスライ組ばかり。ついでに言うと私の担当の単独グッズはライブツアーではついぞ出なかった。

アニバ曲も3rdのための曲!みたいに煽られていたのに発売日がライブの日程に間に合っていなかった。

 

 

 

 

 

思うところ満載だったが、千秋楽では何か発表があるだろうとほんの少しだけ心躍らせていた。

アニメ二期?新CDシリーズ?ゲームイベント?候補生オーディション第二回?

しかしあれだけ焦らしておいて、煽っておいてめぼしい情報は八月にニコ生をすると言うものだけ。しかも日程も未定。

 

 

 

その後のファスライ組だけのアニメ関連イベントは書き下ろしグッズが出て、公式インスタが稼働して、声優さんの衣装も新しいもの。分厚いパンフ。なぜか蓄光加工のTシャツ。

1日だけのイベントなのに、正直3rdライブツアーよりも手がかかっているように見えた。

 

 

 

担当出てないけどなぁと思いながらライビュに行ったが、そこで声優の「チャリンチャリン」発言。

 

 

 

今まで担当の活躍が見たくて20代前半女性としては狂っていると言われるような額をゲームにつぎ込み、グッズや円盤類につぎ込んできた。

地方在住のため遠征費だってバカにならない。

 

 

 

前に勤めていた会社は辞め、うまく再就職出来ず水商売していたものの、その給料はほぼ生活費とsideMに消えていた。

なのにこれ以上貢げと。どうしろと言うのだ。

 

 

 

アニメだって二度と見たくないけれど、全巻購入した。Blu-rayとDVDの2セット。もちろんファスライ組だけで「完成」と言われた最終巻も買った。

 

 

 

一期の売り上げが悪かったからセカライ組のアニメ化は無し、と言われたくないためだけに。

 

 

 

 

 

その頃、愚痴垢という存在を知った。

そこからは自分も愚痴垢を作り、同じような辛酸を味わっているPと鍵をかけたアカウントの中で傷を舐めあって「ニコ生で何かあるはず」と耐えてきた。

運営の売り方が嫌いでも、他のPの宗教のような同調圧力が苦手でも、アイドルは嫌いになれなかったから。

 

 

 

でももうなんだか疲れてしまった。

ゲームは娯楽のはずなのに、ちっとも楽しくない。担当は大好きなのに、課金すればするほど「担当には還元されないのだろうなぁ」という虚しさしか残らない。

 

 

 

 

担当アイドルはいまでも大好き。世界で一番カッコよくて可愛くて最高のアイドル。

でも愚痴一つも言えない空気、埋まらない格差、生放送のグダグダな内輪ノリ、Pの異様な大喜利、声優さんによるキャラの私物化。

GoogleのサジェストにsideMと入れるといくつ目かに出てくる引退の文字。

一旦冷えてしまうと全てが嫌になってしまった。

 

 

 

ニコ生も焦らした割には納得のいく発表はなく、早バレで見た情報ばかり。

早バレしてしまう運営にも心底がっかりした。

 

 

 

 

もう私はコンテンツのターゲットから外れてしまったのだと思う。

 

だからもうここできっぱりとやめようと思います。

 

 

 

 

 

 

アイドルマスターsideMが大好きでした。青春でした。ありがとう。

さよなら!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に。

運営の全肯定は長い目で見るとジャンルのためにならないどころか、むしろ衰退の一端を担っていると思いますよ。

 

 

 

 

 

追記

ファスライ組/セカライ組という呼称を使うなといったご意見を質問箱でたくさん頂いてますが、公式の使用したスタメンという呼び方を使いたくないため書き直しはいたしません。